駐妻の仕事探し
ロンドンに駐在して数日後、夫は仕事、子供経ちは学校、私は家で犬たちとお留守番。そんな駐在妻の生活に飽きてきた私は、仕事探しをすることにしました。子供たち(高校2年生の息子と、中学2年生の娘)をインターナショナルスクールに通わせるのは金銭的に大きな負担。これが、私が働くことを決めた一番の理由です。
MixB-ロンドン生活お役立ちサイト
ロンドンには、MixBという便利な情報サイトがあります。求人情報もすべて日本語で書かれているので、英語が苦手でも問題ありません。
とはいえ、駐在妻の私にできる仕事はあるのだろうか。英語に自信のない私ができる仕事は限られています。最も多い求人は飲食店のスタッフですが、私は接客業は経験はありません。悩んだ末に気づいたのは、20年間の主婦としての経験こそが自分の強みだということでした。そこで、日本人経営の日本食レストランのキッチンスタッフの求人に応募することにしました。
英語に自信のある方は、Carterer.comというホスピタリティ(レストラン、ホテル)の求人サイトがおすすめです。有名なホテルへの就職もおすすめです。
後から気づいたことですが、日本食レストランで働くメリットの一つは、まかないとして日本食が食べられることです。しかも私はキッチンスタッフだったので、お昼は好きなものを作って食べられました。
私がまかないを担当する日は、よくカレーうどんを作っていました。ロンドンでは、うどんにカレーをかけるだけのものが「カレーうどん」だと誤解されていることもありますが、
私が作る出汁を使った本格的なカレーうどんは好評でした。
Cocoro Highgate
私が働くことになったのは、アットホームな日本食屋さん「Cocoro Highgate」。ランチの予算は約£15、20席ほどの店内には日本食材ショップも併設されています。
人生初のイギリスの地下鉄に乗り、オイスターカードを握りしめてドキドキしながらお店に向かいました。日本人のオーナーさんはとても親切で、すぐに採用が決まり、無事に初めての仕事GET!驚くほど簡単に駐在妻の仕事探しが成功しました。
こうして、日本人と多国籍の人々に囲まれた、驚きと笑いに満ちたイギリス生活が始まったのです。
この一歩が、現地企業への就職、起業に繋がる。
私は日本では獣医師であり、研究所に勤務していました。駐在妻が仕事を探すときに、日本でのキャリアの延長として考えるのも一つですが、私のように180度異なった分野に進出してみるのも、面白い経験ができると思います。ロンドンのホスピタリティー業界では、みな頻繁に転職するので気楽にチャレンジしてみてはどうでしょうか。
私はこの一歩が、起業、現地企業への就職につながりました。
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