突然のロンドン転勤と家族会議
今回は、ロンドン転勤が決まった時の話を書きます。
海外転勤の可能性があると初めて知らされたのは、2021年10月のことでした。もともと海外で暮らすことには憧れがありましたが、ロンドン赴任の話は寝耳に水。高校生と中学生の子供たちは、普通の公立の学校で一般的な英語教育を受けていただけで、特に海外生活を視野に入れてはいませんでした。
高校生の息子と中学生の娘、犬2頭
息子は当時高校1年生で、県立中高一貫校に通い、サッカー中心の生活を送っていました。ちょうど大学受験に向けてやる気が出始めたタイミングで、私たち親としては「やっとエンジンがかかってきた!」と安心してたところでした。
娘は中学1年生で、中学受験を経て新しい学校に入り、友達との楽しい生活が始まったばかりでした。
さらに、我が家では2頭目を迎える準備をしていた最中でした。
このような状況での海外転勤は、学校や生活のことを考えると手放しで喜べるものではありませんでした。「あと10年早ければ、、」と思わざるを得ませんでした。とりあえず、夜な夜なネットで情報を検索しましたが、イギリスの教育制度は複雑で、理解するのに苦労しました。特に、海外赴任に高校生を連れて行くことについては、ネガティブな情報ばかりが目につき、さらに落ち込んでしました。
「私たちが決めることではない、まずは子供たちの意見を聞いてみよう」と思い、家族会議を開くことにしました。
子供たちの意見と新たな決断
驚いたことに、息子は「日本人学校には絶対に行きたくない。現地校に通い、イギリスの大学に進学したい」と言い出しました。娘は「友達と離れるのは寂しいけれど、イギリスに行ってみたい」と話してくれました。子供たちが「行きたくない」と言った場合に備えて、日本人学校や日本人向けの塾、大学の帰国子女枠の情報を調べていましたが、現地校に通いたいという意見は予想外でした。
以下は、その時に調べた日本人向けの学校情報です。
ロンドン日本人学校(小学校/中学校)
http://www.thejapaneseschool.ltd.uk/nihonjingakko/
ロンドン帝京学園(高校、通い/寮)
https://www.teikyofoundation.com
立教英国学院(小学部第5学年・第6学年、中学部、高等部、全寮制)
https://www.rikkyo.co.uk/
日本人向け塾(フィンチリー、アクトン)
https://joba-uk.jolnet.com/
しかし、英語が特別得意というわけでもない子供たちが、現地校で勉強についていけるのか不安が残りました。
このように、高校生を連れてのイギリスへの転勤についての情報が少ないことが、私が「Tomochan London」を立ち上げるきっかけの一つとなりました。
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