ロンドンでの新しい挑戦:ホテル内レストランで働く駐妻として
ロンドンに移住して半年が経ち、ホテル内のレストランで働き始めました。これまでの経験が浅かったため、最初はウエイトレスとして配膳やグラス・カトラリー磨き、ナプキン畳みなどの基本的な仕事を担当しました。ホテル勤務が人生初の経験であり、さらに多国籍の同僚やお客様に囲まれた職場環境は、日々の会話やテキストでのやり取りであっても勉強にもなりました。
さらに、バリスタとしての経験も積むことができ、カプチーノなどの飲み物を作る楽しさにも目覚めました。ホテル内のレストランは宿泊客の朝食やルームサービスも担当しており、お客様とのコミュニケーションの機会が非常に多い環境でした。
The Prince Akatoki London はロンドン唯一の日系ホテルです。日本のおもてなしを提供することを目指しています。
https://www.theprinceakatokilondon.com/
ホステスへのプロモーション
半年が経った頃、ウエイトレスからホステスにプロモートされました。ホステスとは、レストランの入り口でお客様を最初にお迎えし、お席にご案内する役割を担うスタッフです。また、電話やパソコンを使っての予約管理、電話やメールでの問い合わせ対応、ルームサービスの注文なども任される重要なポジションです。日本人の宿泊客がいる際には、言語サポートも行いました。
この新しい役割に最初は不安もありましたが、同僚たちの助けを借りながら、無事に一年半の間ホステスとして勤めることができました。自分一人でホステスを担当するという責任は大きく、特に言語面でのプレッシャーも感じましたが、それを乗り越えたことは大きな自信につながりました。
収入と勤務環境
週5日、1日8時間勤務というフルタイムの仕事で、年収は約£32,000(手取り約£28000、1ポンド=200円)でした。また、28日の有給休暇(ホリデー)もついており、ワークライフバランスを保ちながら働くことができました。しかし、ホテルは365日オープンしているため、週末やクリスマス、年末年始も働く必要があります。夫や子供たちと休暇の日程が合わすことは難しかったです。
挑戦から得たもの
新しいチャレンジの過程では、たくさんのお客様や同僚との関わりがあり、その中で思いがけない出会いや発見がありました。こうした経験が、必ず次のステップへと導いてくれると感じています。ロンドンでの生活は日々の挑戦の連続ですが、その中で成長し、次への準備が整っていくのを実感しています。
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