インターナショナルスクール in ロンドン:学費と卒業までの道のり
2022年3月から、ロンドンのインターナショナルスクール(Mill Hill International)に中学生の娘と高校生の息子を通わせてきました。この2年半の間、先月、ついに娘が卒業しました。親としては、無事に卒業までこぎつけたことに大きな達成感を感じています。
学費の問題は大きな課題でした。夫の会社からの教育費の補助は全学費の2割ほどしか出なかったため、私もフルタイムで働き、一人分の学費をカバーしていました。子供たちの教育を支えるために、夫婦で協力しながら歩んできたことは、家族としての絆を強くする大きな経験となりました。
学費の内訳
ロンドンのインターナショナルスクールでの学費は非常に高額で、以下が実際にかかった学費の内訳です。
- Year 10(16歳)の3月から編入した息子がGCSEを終えるまでにかかった学費:
- Year 10(1タームのみ):£9,000
- Year 11:£29,000
- Year 9(13歳)の3月から編入した娘がGCSEを終えるまでにかかった学費:
- 学校指定の家庭教師代:£6,450
- Year 9(1タームのみ):£9,000
- Year 10:£29,000
- Year 11:£32,000
通学は路線バスと徒歩で30分弱。バス代は子供は無料なので、助かりました。参考までに寮生(Boarding)の場合、学費と寮費を合わせて年間約£50,000かかります。詳細はこちらをご覧ください。学費は+5%、+10%と毎年、値上がりしました。資金には余裕を持っておく必要があります。
ランチについて
Mill Hill Internationalの学費には、ランチと軽食代が含まれています。この学校のランチは非常に豪華で、複数のメインディッシュに加え、パスタやパン、サラダ、フルーツが日替わりで提供されます。さらに、パンとクラッカー、チーズ、紅茶が軽食としていつでも楽しめる環境が整っていました。子供たちは食事を通じて、さまざまな国際的な料理に触れる機会を得ていました。
勉強について
勉強は日本にいた時と同じく完全に子供任せでしたので、どのような勉強をしていたのかはわかりません。今はiPadで宿題をやるので、こっそり覗くことも難しかったです。リビングでは、よく妹が兄に勉強を教えてもらっていました。学期末に送られてくる評価表の先生のコメントが、私たち親にとっての唯一の情報源でした。
英語が十分に話せない状態から始めた二人が、無事に卒業し、第一希望の公立校に進学を決めてくれたことには、本当に感謝しています。毎日楽しそうに学校に通い、先生や友人に支えられながら成長していく姿を見守ることができたのは、親として何よりの喜びでした。
ティーンエイジャーとの関わり
夫も私も仕事で忙しかったため、子供たちには家事や料理、犬の世話などでずいぶん助けてもらいました。息子は料理が上達し、スーパーへの買い出しも自分で行ってました。娘はよくお菓子を作ってくれて、家族の食卓がさらに豊かになりました。
高校生、中学生を連れての海外赴任は教育面で不安が大きいですが、子供たちが状況を理解できる年齢であることは助けになります。そして心身ともに健康で過ごせたことが、私たちがこの挑戦を乗り切れた秘訣であると思います。
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