駐在から始まったロンドン生活、早期退職、転職へ
犬連れの駐在家族としてイギリスに来て、早いもので3年が経ちました。当初は期間限定の海外生活のつもりでしたが、まさかの展開で、今もロンドンで暮らしています。夫は駐在期間の終了と同時に、日本の会社を早期退職し、イギリスの企業に転職しました。海外駐在そのものも想定外でしたが、それ以上に驚きの展開です。
渡英した当時、子どもたちは16歳と13歳。今では19歳と16歳になり、インターナショナルスクール卒業後、ロンドンの公立高校(Sixth form)に通っています。すっかり現地の生活にも慣れ、高校生らしく充実した毎日を過ごしています。


息子の進学と、夫の決断
夫がなぜ会社を辞める決断をしたのか。それは「予定より1年早い帰国」を命じられたことがきっかけでした。このままでは息子の高校卒業前にビザが切れてしまい、さらにAレベルの受験もできないという危うい状況に。渡英前から子どもの教育状況について会社に確認を取りつつ決断した海外赴任だったので、とても複雑な気持ちになりましたが、ロンドンで暮らす機会を与えてくれたことに感謝を忘れてはないと思い、気持ちを落ち着かせました。
イギリスでの転職と、周囲の支え
しかし、これは結果的に「一大決心」をするチャンスにもなりました。夫は短い期間で28年間勤めた会社を辞める決断をし、無事に転職を果たしました。転職先が決まるまでの数ヶ月は精神的につらかったですが、今では「あの時の選択は大成功だった」と心から思えます。
この困難な時期を支えてくれたのは、夫が駐在中に仕事を通じて出会ったイギリス人の方々でした。家族の教育のために仕事を変えるという私たちの決断に共感し、さまざまな形でサポートしてくれました。多くの方と家族ぐるみで交流があったことが、今回の転職にも大きな助けとなったと感じています。文化の違いを超えて支えていただいたこと、本当に感謝しています。
家族のために踏み出した一歩
短期間で大きな決断をしてくれた夫には、家族を第一に考えてくれたその勇気に、心から感謝しています。もしこのブログを読んでくださっている方で、高校生のお子さんを連れて駐在を検討されている方がいらっしゃれば、ぜひ「帰国時期」について会社としっかり確認を取ることをおすすめします。また、予定が変更になる可能性があるということも、心の片隅に置いておくとよいかもしれません。
ロンドン生活の延長と、私自身のこれから
渡英当初の予定では、息子はイギリスの大学に進学し、私と夫は娘を連れて日本へ帰国するつもりでした。ところが夫の転職によって状況が大きく変わり、私自身もキャリアについて改めて見直す必要が出てきました。
今後は、イギリスの高校生の教育事情や大学への流れ、そして私自身の再就職についても、このブログで綴っていきたいと思っています。ロンドンでの生活を続けながら、家族の未来をどう形づくっていくかーーまた新たなチャレンジが始まります。
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