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働く駐妻、始動

ロンドンでの駐在生活が始まって2週間。早速、小さな日本食レストランでキッチンスタッフとして働き始めました。働く場所は「Cocoro highgate」で、営業時間は 12:00pmから 9:00pmまで。私の勤務時間は、11:00amから9:00pmまでで、時給は£9.5からスタートしましたが、2ヶ月後には£11.5に上がりました。週3日勤務の勤務です。

仕事内容と日本人であることの特別さ

主な仕事は下ごしらえや揚げ物の担当で、天ぷら、唐揚げ、カツ、揚げ出し豆腐、揚げナスなどを調理します。主婦レベルの腕でも、ロンドンの小さなレストランでは十分働くことができます。特に貴重なのは、「日本の味を知っている」という点です。日本人にとって当たり前のことですが、ロンドンでは特別なスキルとして重宝されます。

ロンドンで人気の日本食

この仕事を通して、外国人にどんな日本食が人気なのかを知ることができたのも良い経験でした。

”Miso soup”(味噌汁) 
スターターとして人気があり、具はワカメと豆腐でした。現在勤務しているThe Prince Akatoki London 内のTOKii Restaurant ではさらにエノキとネギを加えています。

”Donburi” (丼物) 
天丼、うな丼、カツ丼、から揚げ丼、鮭照り焼き丼、様々な種類の丼が人気でした。ベジタリアン向けには、片栗粉をまぶして揚げた豆腐の照り焼き丼が好評でした。

”Tofu”(豆腐)
ベジタリアンやビーガンの方々には豆腐料理が人気で、揚げ出し豆腐や、素揚げした豆腐(揚げ)を肉の代わりに使った料理が好まれていました。

ハンドメイドスイーツの挑戦

私が最初に任された仕事は和菓子作りでした。お菓子作りが特別得意なわけではありませんでしたが、店内で「手作りフルーツ大福」を作って販売していました。リピーターが現れるほどの人気となりましたが、日持ちがしないため、1ヶ月ほどで終了しました。

Cocoroではハンドメイドのケーキを販売しており、お子様連れの日本人の女性が納品されていました。おそらくその方が作っていたのだと思います。料理やお菓子作りが得意な方にとっては、ビジネスとして真似できるかもしれません。その際は、「冷凍保存ができること」や、「ヴィーガンでも食べられること」を考慮するのがおすすめです。

BENTO(弁当)への挑戦

店内ではお弁当も売り出したいと考え、試行錯誤しましたが、宣伝不足で売れずに終わってしまいました。海外では「BENTO」として日本のお弁当スタイルが知られており、栄養バランスが良く、彩りも美しい日本のお弁当はロンドンでも大人気です。

現在勤務しているThe Prince Akatoki London内のTOKii restaurantでは、BENTO として昼のセットメニューを出しています。箱に入っているわけではなく、お盆に小鉢を並べている定食スタイルです。(メイン、ひじきの煮物、なす田楽、浅漬け、ご飯、お味噌汁)

I love Japan

ロンドンに来て驚いたことは、多くの人々が日本に対して非常に良い印象を持っていることです。日本の人々や食文化、生き方に対して美化されていると感じるほどの評価を受けています。私たちにとって何気ない習慣が、こちらでは素敵な振る舞いとして受け止められます。食の知識以外にも、真面目で時間を守るといった日本人の人間性が高く評価をされており、とても嬉しく思います。

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